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Wed.

「Call my name!」 多田由美

「HUMMING BIRD」

コニーの肩には2羽のハチドリがとまっている。たとえ離れ離れでも三人は一緒にいるんだ。いつまでも。純粋すぎるが故に行き着いた愛。冠絶した神聖さに眩暈がする。

「ピストルパッキンママ
 地下鉄のバレリーナ
 ブルーエンチラーダ」


「行けなくしてやる」と言いながら相手ではなく自分の腕を鉄パイプで打つ本当にどうしようもなく放っておけないディーラーに振り回されるウェイター。確信的なディーラーの表情やウェイターの“やれやれ”的な表情がこの二人の関係を語っています。

「コール・マイ・ネーム!」

主人公のノア、彼の救いの無い孤独がこの物語を支配している。どこにも自分の居場所がなく、誰も彼の孤独に気付いてくれない。最後に見せた反抗がこの救いのない物語の唯一の救いのような。「僕はそんな事をきかされるために生まれてきたんじゃない!」自分はノア程ではない、程ではないが他人事とは思えないんだな。忘れることのできない話だ。

「朝日のあたる家」

父親という仮面の下は子供よりも子供っぽい大人の素顔。「もう誰にもいじめさせない。」こんなこと言われたら誰だって参ってしまうよ。

「リトル・ウイング」

漫画というより映像を見ている感覚に近い。

「サブスティチュート」

何という絵の上手さ…。視線が、髪が、手が、全てが妖しげな色気を出していて、見てはいけないものを見てしまったかのような…
23:01 | 多田由美 | comments (2) | trackbacks (2) | edit | page top↑
「汚れつちまつた悲しみに」 中原中也 | top | 「女王の百年密室」 森博嗣

Comments

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突然おじゃまします。ぼくのWeblogの「ぼく」です。多田由美の大ファンでもあります。彼女をこういうふうに取り上げているブログを初めて見ました。リンクまでしていただいているようで、ちょっと感動しています。
「ハミングバード」を「コールマイネーム」を、最初に読んだときの衝撃は今も忘れられません。おれたち何も間違っていないよね、でしたっけ、ラストのセリフは? 当時付き合っていた女性に貸したまま、結局帰って来なかった「Call my name!」でした。
by: ぼく | 2005/10/27 11:10 | URL [編集] | page top↑
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うわわわ!ぼくさんに読んで、しかもコメントまで書いてもらえるなんて恐縮です…。ビビリなんでコメントを書いたことは無いのですがぼくさんの文章が大好きで読ませて頂いてます。それはラストのセリフでは無いのですがとても印象的なセリフですよね。自分も引用しようかと悩みました。意外にも多田さんのことを取り上げているサイトが少ないのでいっその事自分が書いてしまおう!というのがこのブログを書いた動機でもあります。つたない文章で恥ずかしいのですが同じ多田由美ファンのぼくさんに読んでもらった事がとっても嬉しいです。ありがとうございました。自分も友人に「トゥルーブルーは決して色あせない」と「トイ・ドール」を貸してまだ返って来ていません(笑)。返ってくることを祈って…
by: ジャム | 2005/10/27 22:06 | URL [編集] | page top↑

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